お知らせ

事故から学んだ事

事故から学んだ事

自分にとって一番大きな事故と言えば、当時22歳、電気科を卒業していたという事もあり、おごりでした。キュービクルの中を懐中電灯で点検していました。その時です。電気が走っている場所に右腕が触れてしまいました。『何だ、コレ、まずい、やっちまったか…』数秒後、“バーン“と大きな音が鳴り、身体が離れました。電柱についている大きなヒューズが飛んで、工場内の電気が消えました。ものすごく大きな声で「ギャー」と悲鳴が出ました。

気をとり直し、自分が真っ黒に焦げになっていないかと心配でした。恐る恐る確かめると手は動きます。足も歩けるし、鏡を見ましたが黒くなっていませんでした。作業服に、2か所穴が開いているだけでした。

電気会社の方に復旧して頂きました。その日の夜8時ごろ、お客様の来社予定があったので何もなかったかのように対応しました。夜布団に入ると、ガタガタ震えて寒くなってきてこれはマズイと思いました。30分くらいしたらポカポカしてきたので、「ああ、朝、目がさめるかなあ」と思って寝ました。1ヶ月過ぎた頃、電気に触れったところが腐ってきたので病院へ行きドクターに驚かれました。傷口が治るのに半年くらいはかかりました。

感電した時は、「コレが感電か、死ぬんだ」と思いました。感電中も意識は冷静なのです。その経験から、1回死んだと思って死ぬ気で仕事しようと今まで以上に働きました。そしたら4月の春のある日突然、昼ご飯を食べようと思ったらお腹が痛くなってきました。

先代社長に病院に連れて行ってもらいました。病院へ行く途中、冷や汗がダラダラ出てきて視界が徐々に暗くなってきました。病院の入口のドアを「助けて~」と叫びなから、走り込みました。過労で胃に穴が貫通していたため、緊急手術を行いました。

この経験で、ストレスを勉強しました。「親からもらった命だから大切にしなきゃ!」と言ってくれるお客様もいました。「じゃあ、この命何のために…」。稲盛さんからは『生きるということは「善きことをする」と教わったので、何か問題に直面した時にも、世のため人のために役立つようにと向き合っています。

従業員さん・そのご家族の方が悲しい思いをすることがないように安全には、こだわっていきたいと思っています。