【連載】先代社長(祖父)から受け継いだ、藤塗装工業の「魂」vol.4『勘考する』カイゼン魂
先代社長である祖父の口グセである「勘考する」心は、日本の文化でもありました。
今回は、『勘考する』ことは、日本のモノづくりを特徴づけ、その価値を高める上では、欠かせないものであることを紹介させて頂きます。
藤塗装工業は、三河の土地で創業し、愛知県の地場産業ともいえる自動車部品の仕事を主にさせて頂いています。企業の発展は、自動車産業の発展の歴史と切っても切り離せないものです。愛知県で創業し、今では“世界のトヨタ”となったトヨタ自動車、その企業風土を象徴するのが、【KAIZEN】です。
小さな改善から大きな改善、そこで働く方々一人ひとりの改善の積み重ねによって、“世界のトヨタ”としての礎を築くように、強靭な企業体質が育まれてきました。今この瞬間も改善を続けているからこそ、“世界のトヨタ”であり続けることができているのだと思います。
改善の基本は、現状に満足しないことです。「今やっていることは、もっと良い方法があるかもしれない」と常に問いかけ考え続けることです。また、「知恵を出しあえば、できないことも必ず解決できる」とあきらめずに挑戦し続けることです。
これを『カイゼン魂』と呼ぶ人もいます。藤塗装工業は、100名以上の仲間と共に働いています。
男性、女性、年齢も20代~80代、国籍も様々、多種多様なメンバーです。
一人では決してできないことも、互いに協力することで可能となります。
先代から受け継いだ『勘考する』心、そして自動車のモノづくりで世界中から親しまれるトヨタの『カイゼン魂』はつながっています。日々の仕事において一人ひとりが意識して考え行動すれば、必ず強靭な企業風土が育まれます。『勘考』と『カイゼン』を身につけて、“あたり前”に実践していきましょう。