ハイエースのセパレーターバーに込める想い
先日、新しいハイエースが納車され、従業員一同でその車を見ながら、私たちが日頃から塗装している部品について説明する機会がありました。

私たちが長年にわたり塗装を手がけているのは、トヨタのハイエースの荷室(荷台)部分についているセパレーターバーです。この塗装を任せていただいて、なんと30年が経ちました。これは藤塗装工業にとって、大きな誇りです。
「この部分が、私たちが塗装しているセパレーターバーですよ」と説明したところ、一人の従業員さんからこんな質問がありました。
「セパレーターバーは、ハイエース1台につき1本ですか?」
「そうですよ」と答えると、彼は驚いた表情で続けました。
「毎日、すごい量のセパレーターバーを塗装し、検査していますが、そんなにハイエースが売れているんですね!」
彼の実感のこもった言葉に、改めて私たちの仕事の規模と重要性を認識させられました。
もちろん、その通りです。ハイエースは、国内販売だけでなく、世界中で販売されている大人気の車種です。ビジネスからプライベートまで、世界中の人々の生活や仕事を支える「働く車」として、揺るぎない地位を築いています。
実は、皆さんが毎日作業しているこのセパレーターバー、年間で約8.9万台分の塗装を担っていることになります。
私たちが年間8.9万本ものセパレーターバーを塗装し続けている。
この数字は、私たちが世界で愛されるハイエースの供給体制を、30年間もの長きにわたって支え続けてきたという信頼の証です。
私たちは、世界中で愛されるハイエースの一部品を任せていただけていることに、心からの誇りを感じています。
この誇りを胸に、これからも一つ一つのセパレーターバーに、最高の品質と私たちの「真心」を込めて塗装し続けていきましょう。
お客様に安心して、長くハイエースをお使いいただくために、藤塗装工業は今日も、そしてこれからも、変わらず真摯に塗装の技術を磨いてまいります。