社長ブログ

多様性と人事理念「人活きる」について

多様性と人事理念「人活きる」について

「人活きる」という理念は、どのようにして生まれたか

21歳の時、出会った方から、「100社の情報を集めて一冊の本にしていますが、藤塗装さんの経営理念を、そこに載せてみませんか」と言われたことがきっかです。この機会に経営理念をつくろうと思い、本腰を入れて考えました。

会社にとって何が大切であるかとよく考えたら、モノ・お金などより、“ヒト”こそが、一番大切だと思いました。会社の役割は、その“ヒト”が最大限に活躍することです。そこで「人活きる」という経営理念を決めました。現在は「まめ」という経営理念ですが、以前の「人活きる」は人事理念として変わらずに大切しています。

多様性と理念とのつながりについて

多様性(ダイバーシティ)は10年前から経営のキーワードにしています。

私たちは、一人として同じ人はいません。ですから、一人一人がもっている長所・強みを見つけていくことがスタートになります。それを『美点凝視』と言います。さらに仕事を通じて、その長所・強みを最大限に活かすことが多様性になります。

製造業というと、男の職場というイメージが強いですが、藤塗装は昔から、『女性が活躍しているね!』と周りからよく言われてきました。女性メンバーの発信力の高いことが評価されてきたのです。事務員さんは、お客さまの声を直接受けて、現場にまめに伝えます。また、現場においても、面倒見のよい女性陣たちが「そんなことやってしまったらアカンでしょう!もっとマジメにやって!」などと社長の代わりに発信してくれています。女性の発信力、連係プレーが会社の潤滑剤となり活力になっています。お城の石垣は、大きいな石ばかりでは石垣はできません。小さい石より大きな石の方が偉いわけではなく役割は同じです。重たいものは男の人は持ってあげるなど、会社は皆で補い合って、一人一人の長所を活かすことが多様性であり、「人活きる」です。

また、多様性を尊重し、周りの人を互いにリスペクトすることで強いチームができます。ベテランの従業員に教えてもらうことはもちろんですが、若い人・新人・国が違う人からも学ぶことができます。「人活きる」理念の上で、互いを尊重しあい、切磋琢磨しながら、日々成長していきましょう。

人事理念 | 藤塗装工業株式会社