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【連載】先代社長(祖父)から受け継いだ、藤塗装工業の「魂」vol.1『勘考する』祖父の口グセ

【連載】先代社長(祖父)から受け継いだ、藤塗装工業の「魂」vol.1『勘考する』祖父の口グセ

先代社長である祖父の口グセは「勘考する」でした。

「勘考する」という言葉は、じっくり考えること、そして最も良い考えを練りだして決めるという意味です。
自ら考えて工夫する。いろいろ試しながら改善して解決する。という意味にも使われます。

小学校時代の話を紹介します。今でもゲームコーナーなどにUFOキャッチャーというゲームがあります。UFOのカタチをした本体の左右からでたアームが、ぬいぐるみをキャッチする遊びです。一回100円というお金は子供の頃の私には大金でしたので、練習をして一発でしとめたいと祖父に相談しました。
祖父はしばらく考えて、新聞の折り込み広告のチラシを裏紙にして、簡単な設計図をマジックで描きました。

そして、カップラーメンのどんぶりと、ダンボールと、ひもと輪ゴムでできるから、やってみなさいと教えてくれました。必要な材料を用意すると、設計図を見ながら、ハサミやカッター、穴あけ錐(キリ)、ガムテープなどを使って工作しました。

すると、見事にどんぶりの左右からダンボールのアームがでて、ひもを引っ張ると、ゴムが縮まって、アームが閉じたり開いたりする手作りUFOキャッチャーができました。
そのUFOキャッチャーで練習した私は、着実に腕をあげて、ねらったぬいぐるみをキャッチする勝率は格段にあがりました。

この経験から、“ないものは、ある材料で工夫すれば、自ら作れる”ということを学びました。

困った時には、どうしたらいいか自ら考えて、頭の中で想い描き、自分の手を使いながら工夫して解決していく。

祖父である先代社長から学んだ『勘考する』心は、今もなお、私の生きる知恵になっています。

仕事においても、○○がないからといって、すぐにあきらめるのではなく、○○はないけど、工夫すれば何とかできる!という姿勢を大切にしていきましょう。