お客様第一・早いが芸当
今回は、藤塗装工業の歴史についてのブログを書きたいと思います。
創業者である先代社長の藤浦武次さんは、昭和3年(1928)に生まれ、7人兄弟の長男でした。
お金がなく小学校までしか勉強できませんでしたが、成績が良くて学校で級長として選ばれました。
小学校を卒業した後は、火鉢の製造会社で働き、番頭まで出世しました。
番頭時代は、主に外交を担当していました。その当時は、古い木造の家を借りて
家族で住んでいました。
続いて、どのようにして藤塗装が創業されたのかです。
昭和37年(1962)、34歳の武次さんは、一念発起して自分で工場を立ち上げようと決意しました。
火鉢の会社で経験を積んでいたので、独立する時も、土をつかった商売をやろうと
思っていたそうです。
しかし、時代の変化を感じて、土より金属に関する商売をしたほうが、将来性があると思いました。
火鉢をつくる際にも塗装があったので、金属の塗装業を選びました。
最初は、金属製の椅子やパイプなど、金属製の雑貨品の塗装から始まりました。
他の塗装屋さんの下請けの仕事も多かったです。
起業した際に、従業員はわずか4名で、武次さん、奥さん、弟と、その奥さんでした。
少ない人数ですので、一人の従業員は、色々な役割を果たしていました。
社長はスプレー塗装をやりながら、見積から配達までやりました。
我が社は創業してから間もなく60年が経ちます。
この60年間で色々なチャレンジがありましたが、従業員全員が心をひとつにしていたお陰で
乗り越えることができました。
これからも、創業者の大切にしていたことを受け継ぎ、100周年を迎えられる企業にしていきたいと
思っています。